LW〜SW ALL MODO (SSB/CW/AM/FM) DESKTOP RECEIVER
         DX-R8    ALINCO

 デスクトップ型 LW〜SW 広帯域レシーバー
品番  DX-R8
標準価格 56,953円(税別)
生産終了


※フロントパネルセパレートキット及び電源はオプションです 
 
DJ-R8 背面
【特長】      遠くから飛んでくる電波を捉まえたい!
150KHz〜35MHzをSSB(U/L)/CW(U/L)/AM/FMモードで受信。さらにIQ信号と検波信号の出力ポートをリアパネルに装備しており、フリーウエアのSDRソフトを使えばECSS(exalted carrier selectable sideband方式での自動同期AM受信)受信やフィルタ帯域を調整してノイズや混信を避け、さらに受信中の帯域周辺を録音して後から受信し直すようなことまでできるようになります。(VFOは30KHzから表示しますが150KHz以下の長波帯は定格保証外の性能です。)
長波のNDB航空標識信号やAM放送、中波のラジオ放送・灯台・海上交通放送・NAVTEX(船舶向け文字データ安全情報放送)、短波のアマチュア無線・海外放送・船舶・航空無線・気象FAXや航空機データ通信のデコード・海岸局や海上保安庁の通信といった、V/UHFでは聞くことができない多彩な受信を楽しめます。

デュアルVFO搭載、2つの周波数を切り替えて交互にワッチすることが手軽にできます。

フロントパネルセパレーション式のボディは240(w)×94(h)×255(d) mm 、スピーカーやイヤホンジャックはフロント側に搭載しているので延長ケーブルEDS−17(5m)を装着するだけの手軽さです。重量は約4.1Kgとコンパクトで下部に折りたたみ式スタンドが標準付属、市販の吊り手やモービルブラケットが使えるビス穴も付いており、ノイズの少ない郊外へ出向いての移動ワッチやモービル受信時のフットワークも軽快になります。
7桁英数記号表示が可能な600chメモリー(200ch x 3バンク)とモード毎に設定可能な周波数ステップを採用しました。
VFO,メモリー、プライオリティスキャンと多彩なスキャンモード。タイムモードは設定した時間でスキャン再開するためスケルチ解放でも動作、データ信号の周波数をメモリータイムスキャンで巡回受信させるような使い方ができるように工夫しています。
±1ppmの周波数安定度、オーディオ出力2W,優れた選択度と受信感度、IFシフトとRIT機能など、通信型受信機と互角の性能を持ちながら、リーズナブルな価格を実現しました。(DX−SR8や他の通信機と同期させてのトランシーブ操作はできません)
ナローSSB(1.0KHz)/CWオーディオフィルター(500Hz)、スケルチ、RFゲイン調整、ミュート端子、ダイヤルロックとキーロック、RXランプ、オートパワーオフ、スリープタイマーetc...快適なリスニングに欠かせない機能はすべて網羅しています
   【ソフトウエアーを使った受信について】

DX−R8ではIQ信号(位相が90°ずれた同一周波数のローカル信号で入力信号の周波数変換を行うと得られる同相信号In-phaseと直交信号Quadrature)を出力できるため、これをパソコンのサウンドカードに入れることでSDRソフトを使った受信ができます。フリーウエアで機能が充実している割には使いやすいのがWINRADと呼ばれるもので、ECSS方式による自動同期AM受信、IQ信号自体を録音することで後から受信状態を再現できる約20KHz幅の帯域録音、受信オーディオフィルタの幅可変などDX−R8には無い機能を付加してワッチすることが可能になります。

又、MP3並みの音質でフェージングやノイズが全くないDRM方式のデジタル短波放送受信は高価な専用ラジオやIF信号を変換するコンバーターが必要と、ビギナーが手軽に楽しむことは難しかったのですがDX−R8とパソコンを使えば市販の安価でどこでも手に入る3.5mmステレオミニプラグ付きオーディオケーブルでPC接続するだけで受信ができます。

もちろんHFDLやFAX,NAVTEXなどK.G氏がプロデュースする各種の日本語版データ通信デコードソフトも同様に楽しめます。KG-HFDLの自動制御機能はDX-R8にも対応しています。

こちらにこれらソフトの簡単なご紹介を掲載しますのでご参照ください。(PDF 136kb)

DX-R8には幾つかサンプルの周波数が書き込まれていますが、周波数帯の性質上、季節や時間で周波数が変わるなどV/UHFとは異なる運用がなされていますので、あくまでも参考としてお使いください。周波数の編集は近日中に無償の管理ソフト「メモリーユティリティ」をリリース致します。書き込み済みの周波数リストはこちらでご覧ください。

 SDR    Software Defined Radio
受信機の復調回路をパソコンに依存することで、受信機側で対応しない機能を使って快適な受信を実現できるSoftware Defined Radioもフリーウエアが配布されています。
 

WINRAD:   http://www.winrad.org/
ソフトウエアダウンロード:   http://www.winrad.org/bin/Winrad161.msi
接続:パソコンのLINE−IN端子とDX−R8のIQ出力端子
使用ケーブル:市販の3.5mmステレオミニプラグ付きオーディオケーブル

操作:DX−R8のモードでFMを選択、FUNCキーを押した後もう一度モードキーを押すとIQが液晶に表示される。プログラム上のSTARTボタンを押すとパソコンのスピーカーから音声が聞こえるようになる。入力レベル調節はウインドウズのサウンドカードプロパティの「録音」パラメータで必要に応じて調整。DX−R8のVFOで目的の信号にチューンしたあと、混信を避けたり聞きやすくするため下のグラフ画面上でマウスをポイントしてオーディオフィルタの帯域を調整したり、受信モードでECSSを選択してECSSボタンをクリック、サイドバンドの上下を切り替えて自動同期受信させる。

USBボタン下の赤丸ボタンは録音開始。音声ではなく入力信号そのものを録音して再生するため、後からプログラム上で大きいグラフ画面をマウスで移動して別の局の信号も復調可能。ノイズブランカレベルが調整できるのも便利。

  DRM デジタルレディオモンディエル(デジタル短波放送)
 欧州で開発されたMPEG4コーデック準拠の高音質をCOFDM方式で放送するDRMは国内では行われていませんが、ラジオニュージーランドやボイスオブブロシアなどの英語放送が日本でも簡単に受信できます。

DREAM:  http://www.winrad.org/
ソフトウエアダウンロード:   http://www.winrad.org/bin/Winrad161.msi
接続:パソコンのLINE−IN端子とDX−R8のIQ出力端子
使用ケーブル:市販の3.5mmステレオミニプラグ付きオーディオケーブル

操作:パソコン側の設定はSDRと同じ。最初に開く小窓のSettingメニューでAM(analog)を選び、AM放送にチューンして音声が聞こえたら接続はOK.右下隅のDRMボタンを押し、小窓に戻ってViewメニューからEvaluation Dialogを選ぶ。開いた窓のグラフ画面下にあるFlip Input Spectrumにチェックを入れる。現在(2010年6月)よく聞こえるのはラジオニュージーランドインタナショナルの15720KHz、午前中から午後に掛けてAMで聞くとジャ〜ザ〜と空電ノイズのような汚い信号を探す。DRM受信では実際の周波数より12−13KHz高く(例の場合、15732〜15733KHzで微調整)チューニングする。信号強度が強くなると小窓にRNZIのような文字が表示され、大窓左上隅のSNRに表示される数字が20dB前後になるとパソコンのスピーカーからきれいな音声が聞こえる。同時に文字放送メッセージも読むことができる。


下記のサイトでDRMの受信音サンプルを試聴できます。とても短波放送で受信しているとは思えない音質ですから是非お試しください。

ボイスオブロシア:   http://icas.to/drm/vor-sample.wav

DRM放送局と周波数:  http://baseportal.com/baseportal/drmdx/main 

  KG ソフトウエア

G−ACARSで有名なK.G氏がリリースするソフトウエアにはHF帯短波受信で使える物があります。日本語の詳細な説明が下記のページでご覧になれます。

ソフトウエアダウンロードと各ソフトの説明: http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/index.html
KG−HFDL 航空機位置情報データプロット (シェアウエア)

KG−FAX 気象・新聞FAX放送受信 (フリーウエア)

KG−NAVTEX 海上航行に関する文字情報テレタイプ (フリーウエア)

接続:パソコンのLINE−IN端子とDX−R8のPHONE出力端子。
KG−HFDLで自動制御を行う場合は別売のERW−7のプラグをSP端子とUSB端子に接続、オーディオケーブルと合わせて2本で使う。
使用ケーブル:市販の3.5mmステレオミニプラグ付きオーディオケーブル
(KG−HFDLに搭載の周波数の自動設定・追従などができる自動制御機能を使うなら別売のERW−7 パソコン接続ケーブルも必要。)
操作: 日本語ソフトなので、それぞれの説明書を参照。
尚、メモリー編集用フリーソフト DX-R8 Clone Utilityはアルインコ製ハンディレシーバー用と同等のものを使用
アルインコ電子事業部ホームページのダウンロードサイト:
 http://www.alinco.co.jp/denshi/10.html


 
【規格】
 
周波数範囲 0.150 〜34.99999MHz (表示は0.030から)
電波型式 J3E(LSB,USB),A1A(CW),A3E(AM),F3E(FM)
アンテナインピーダンス(出力端子) 50Ω/M型
電源電圧 / 外部端子 DC 13.8V±15%
接地方式 マイナス接地
消費電流 最大 約1.0A(待ち受け時 約0.7A)
周波数安定度 ±1PPM以内(-10℃〜+60℃)
寸法(突起物除く) W×H×D 240×94×255mm
重 量 約4.1kg
受信方式 ダブルコンバージョン・スーパーヘテロダイン
中間周波数 1st:71.75MHz / 2nd:455kHz

受信感度

(記載の帯域内における代表的な数値であって、
全帯域を保証するものではありません。)

SSB/CW (S/N 10dB) :
0.15〜1.8MHz 0dBuV(1uV)

AM(1KHz、30%変調) :
0.15〜1.8MHz 20dBuV(10uV)
1.8MHz〜30MHz 6dBuV(2uV)

FM (12dB SINAD) :
28〜30MHz −6dBuV(0.25uV)

選択度

SSB/CW/AM
2.4KHz(−6dB) / 4.7KHz(-60dB)

FM
8KHz(−6db) / 30KHz(−50db)

低周波出力(10%歪) 2W以上(8Ω負荷)  低周波インピーダンス : 8Ω
RIT可変範囲±1.2KHz
【DX-R8 オプション】 
 
DM-305MV
入力:AC100V
出力:DC6〜15V
電流:最大5A
特価 
税込 
9,675

ERW-7
標準価格(税別)
¥4.500-
特価(税込)
¥4,208-
 
MJ-BNCP
(税込) 660円

パル通信 ネットショップ
TEL092-891-4370 FAX092-891-5712
  TOPページ    info@pal-tnet.com